解説
帰無仮説とは、ある仮説が正しいかどうかを判断するために立てられる仮説のことです。多くの場合、否定されることが期待されます。
例えば、「コインを100回投げたときに70回表が出た場合、コインは歪んでいないといえるか」という問題を考えた場合は、「コインに歪みがない」という仮説が帰無仮説になります)
※ちなみに、コインの表が出る確率、裏が出る確率が同一の場合、表の出た回数が65回以上である確率は0.002以下ですので、この場合の帰無仮説は棄却されることになります
また、帰無仮説に対立して証明したい仮説を対立仮説といいます。
先ほどの例でいえば、「コインに歪みがある」という仮設が対立仮説になります。多くの場合、本来証明したい仮設となります。
仮説種別 | 概要 |
---|---|
帰無仮説 | ある仮説が正しいかどうかを判断するために立てられる仮説のこと。H0で表現する |
対立仮説 | 帰無仮説に対立して証明したい仮説のこと。H1で表現する |
このように、何かを統計的に正しいかどうかを判断する場合、帰無仮説と対立仮説を立てることが第一歩になります。
ステップアップ
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キーワード
- 帰無仮説
- 対立仮説
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