033_片側検定、両側検定の意味を理解している

調べたい検定の帰無仮説・対立仮説の立て方によって、どこに片側検定にするか両側検定にするかが決まる。

(例:
“大きさの違いを調べる”場合:片側検定(A>Bなら、その逆A<B)
“差の違いを調べる”場合:両側検定(A≠Bなら、その他全てA>BとA<B)

片側検定・両側検定

両側検定におけるP値0.05は、片側0.025になりますが、片側検定では片側のみで0.05なので、 当然片側検定の方が有意差が出やすくなります。通常は両側検定をしておけば間違いないと言えます。

・少し調べてみたところ、片側検定の考え方は本当に様々であり、本によっても色々と違ったことが書いてあるということがわかった。
上の薬の例のように、帰無仮説の一部を最初から確実に否定できる場合のみ片側検定を用いるという立場もあれば、
交通事故件数の例のように、上回っている(もしくは下回っている)かどうかだけに興味があれば片側検定を用いてよい、という立場もある。
http://cm.hit-u.ac.jp/~kobayashi/topics/test.html