167_ボロノイ図の概念と活用方法を説明できる

平面上に、いくつかの点が配置されている。このとき、その平面ないの点を、
どの点に最も近いかによって分割してできる図を、ボロノイ (Voronoi) 図という。
また、その分割のことをボロノイ分割という。図1.1にボロノイ図の例を示す。

配置された点のことを母点と呼ぶ。この図での母点数は5であり、
ボロノイ領域は5つに分かれている。一般的なボロノイ図では、母点数とボロノイ領域数は一致する。
ボロノイ領域の境目の線をボロノイ境界と呼ぶ。また、ボロノイ境界の交点をボロノイ点と呼ぶ。

★応用編:

ボロノイ図の応用範囲は広く、情報処理のさまざまな分野で利用されている。

最も近い PHS の基地局を探す
新しい基地局をどこに作ればよいかの指標を得る
散らばったデータを、いくつかの代表データにまとめる
キタキツネの勢力範囲
有限要素法の領域分割
画像のデータ圧縮
など。他にもいろいろある。

http://www.ics.kagoshima-u.ac.jp/~fuchida/edu/algorithm/voronoi-diagram/voronoi-diagram.html